命を看取り、送り出すということ

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こんにちは、kanataです。

秋の香りがただよい、朝夕が肌寒く感じる季節になりました。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

つい先日、大切な人の命の灯が消え、

それを受け止め、見送るという

人生においてとてもつらい時間を過ごしてきました。

その人の人生に思いを馳せたり、

その人との思い出を共有したり、

あんなことあったね、こんなことあったんだよって

最後のお別れをするための大切なとてもとても尊くて辛くて寂しい時間。

いずれは訪れるとわかっていても、

いざ命の灯が消えたと知り、

受け止め、見送るには、相当のエネルギーがいります。

ましてや、最期のその瞬間までの長い介護の時間や

その人と過ごした時間が長ければ長いほど、

思い出や苦労や、感じ取ることも

深く、深く、重く、大きく、温かいものになるのでしょう

残された私たちは、その人との思い出を胸に、

また明日から精一杯生きていかねばならない。

それが、今、とってもつらい。

前を向くには時間がいるし、

受け止めるのにも時間がいるし、

ふとした時に急に悲しさが押し寄せてくるかもしれない。

人によってその時間や期間やタイミングは変わってくる。

なのでどうか、

そんな人がもしそばにいたら、

大切な人を突然失って、それでも気丈に振舞おうとしている人がいたら、

何とか踏ん張っている人がいたら、

そっと見守ってほしい。

つらいときにつらいって、安心して言えるように

そっと気持ちに寄り添ってほしい。

何かをしてあげなきゃとか、言葉をかけてあげなきゃとか

そうではなくて、

そばにいるだけでもいいと思うんです。

何かを「してあげる優しさ」もありますが、

相手の気持ちを想像して、思いを想像して、

嫌なことを「しない優しさ」ってのもあると思うんです。

あなたの「良かれと思って」の優しさが、

思わぬ形で相手を傷つけてしまわないように。

大切な人と過ごす時間が、

とても尊いことなんだなって

改めて考えさせられた数日間でした。

では/

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