こんにちは、kanataです。
みなさんは映画お好きですか?
私は少し天邪鬼なところがありまして、
世間がいいと勧めるものや、流行りのモノに対して
嫌悪感を抱いてしまう面がありました。
ほんとは気になるクセに、なんだか素直に興味を持てなくて。
世の中が落ち着いたときにしてみようとか、
数年経ってからこっそり試してみようとか。
いわゆる ”旬” は逃してしまうのですが、
人よりも数年遅れて生きた方が、自分的には落ち着くというか、
コスパがよいというか、、、w
そんな中、『有名な作品に触れよう』と思い立ち、
有名な映画を見てみようと思いました。
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映画『ショーシャンクの空に』あらすじ
『ショーシャンクの空に』の紹介
1994年アメリカ映画。冤罪によってショーシャンク刑務所へ投獄されてしまった有能な銀行員の主人公アンディが、腐敗した刑務所内でも仲間を作り、共に語り合い成長し、理不尽な仕打ちの中でも決して人生を諦めない傑作ヒューマンドラマ。
監督:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング「刑務所のリタ・ヘイワース」
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、ウィリアム・サドラーほか
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映画『ショーシャンクの空に』感想
『ヒューマンドラマ』に値する作品には正直あまりなじみがありませんでした。
推理ものとかサスペンスもの、刑事ものもしくはアニメばかりを嗜む私にとって、
『ヒューマンドラマ』は少しハードルが高いかな?とも思いつつ鑑賞しました。
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物語は、冤罪によってショーシャンク刑務所に投獄された主人公が、
22年をかけて脱獄に成功して自由を得るまでの、刑務所の中での生活を描いたものでした。
昔から、刑務所といえば人生の最低の到達地、終わりの場所、下手をしたら死を待つ場所。
人間らしさは失われ、極悪非道の連中が集まり、苦しみと自棄の世界。
しかしこの映画では、刑務所の中を絶望の場所として描いていません。
かといって希望の場所というわけでもないのですが、
まるで学校の寮か何かのようでした。
皆明るく、人間性を失わない。仲間同士尊重し合い、
総じて皆仲が良く、安住の場所のようにさえ見える。
実際、仮釈放された初老の男は、外の世界に馴染めず
アパートで自らの命に終わりを告げました。
それほどに、ここでは刑務所が居心地のいい場所として描かれている。
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人の尊厳、めげない心、人を思いやる優しさ、まじめに勤勉に取り組む素晴らしさ。
これらに感動する一方で、
『どこで何をするかは、結局自分次第』
という現実を突きつけられたような気持ちになりました。
主人公は最後には救われるのですが、その過程では殺されてしまう人もいて、
自分はこちらかもしれないな、と思ったりもしました。
主人公のアンディのセリフで、
「外では真面目一辺倒だったのに、刑務所に入ってから悪党になった」
というセリフが最も印象に残っています。
私たちの生活も、この刑務所のと大差ないかもなぁとさえ感じました。
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最後に主人公が手に入れたものは、
降り注ぐ太陽、美しい風景、美味しい空気、快適な住まい、必要なお金、そして親友。
どんな境遇であっても、人としての尊厳を失わず、
自らの手でほしいものを手に入れ、自らで道を切り開いていく。
その勇気に感動しつつも、なんだか眩しすぎて。
素直に『感動した!元気もらえた!』とはならない、
なかなかに「これが人間かぁ」と考えさせられる映画でした。
アンディは本当に冤罪だったのか、、、?
脱走トリックのずさんさ、、、
その辺りがミステリー好きとしては納得できない点だったりもする。
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kanata
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