私が教師をめざしたわけ

Work

こんにちは、kanataです^^

現在、自分のこれからの生き方についていろいろと考えている

いうなれば”人生の夏休み”という感覚で日々をゆるりと過ごしています

これからのことを考える、つまり先のことを考えるってとても難しい

予知能力なんてないし、世の中にあふれるありとあらゆるデータが自分にあてはまるとも限らないし…

そんなわけで、今日はなぜ私が教師になろうと思ったのか

その若かりしあの頃の自分のことをふりかえって思い出してみようと思いました/

あこがれの”あの人”になりたい

親の必殺技「お姉ちゃんなんだから」でいろんなことに無意識にふたをしてきたせいでしょうか

昔からなんだか子どもっぽくないとか、やけに落ち着いているとか、

そんな”可愛くない”子どもだった私です 

ちょっと空気に敏感というか、気にしすぎて考えすぎて動けなくなっちゃう

かと思えば、自分の考えをもちすぎて、周りの子を幼いなぁなんて思っちゃうちょっと嫌なやつw

そんな扱いにくい子どもだった私が初めて子どもらしく振舞えたのが、

小学校のときの担任のS先生でした

明るく!元気で!笑顔で!クラスを引っ張っていく S先生パワーで

クラスの子はみーんなS先生が大好きでした 

そんなS先生クラスでも”いい子でいなくちゃ”と肩ひじ張っていた私

みんなが「○○ちゃん」とかニックネームで呼び合うなか、私はいつまでたっても”苗字にさん付け”

クラスでグループが結成されていく中、”どこにでも所属できるけど、どこにも所属していない”状態の私

気づけばちょっと扱いづらい優等生ポジションになっていました 

みんなの”お姉ちゃん”ポジション

あぁ、ここでも私は”お姉ちゃん”なんだ…と半ばあきらめていました

いつも「しっかり者」「冷静」「頼りになる」「大人っぽい」を求められ、

それに応えなきゃ自分に価値はないんだと、子どもながらに感じていました

しかし、S先生だけは違いました

「できないときはできないって、嫌なときは嫌って、甘えたいときは助けてって、言っていいんだよ」

「kanataさんは(S先生は子どもたちにも”さん付け”で呼名する先生でした)、ここではお姉ちゃんじゃなくて、kanataさんでいていいんだよ。あなたが人を大切にするのと同じかそれ以上に自分を一番に大切にしてあげていいんだよ」

と教えてくれました

当時の私には衝撃的でした 

随分と思い込んでいたのでしょう  ”お姉ちゃん”でいなければ価値がないと…

いつしか、S先生の前ではちょっぴりわがままもいえるようになった私でした

その時に「この人になりたい」と思いました

こんな先生になりたい こんな大人になりたい ではなく

「S先生になりたい」と思いました

自己肯定感を高めてくれた先生に、感謝するとともに憧れたんですね

理科の実験って楽しそうだな

中学生になった私は、比較的勉強が好きになっていました

特に数学・理科が好きでした 答えに到達すると達成感を感じました

特に理科が大好きでした

ドラマなんかでよくある 科学捜査 とか 科学実験 とか 

でんじろう大先生のことももちろん好きでした^^

しかし、その”科学実験”(中学校なら理科実験ですね)をする機会はなかなか訪れませんでした

私の通う地方の公立の中学校、特に私の所属する学年は

まぁ何と言いますか……

元気がとっーーーーてもよいといいますか……

荒…っ…お察しください。。

なので理科の実験はほとんど座学だったのです。なんと、、、悲しい、、、

唯一できた実験(私の初の理科実験ですね!記念すべき)は 慣性の法則を調べよう でした

※中学校3年生1学期のカリキュラム

楽しかったですねーーー。台車に測定テープをつけてブーーーンと動かす

そのテープを1秒間あたりに進む長さに変換して切って、張って、グラフをつくる

自分の作ったグラフが、教科書に載っているお手本みたいにきれーーーーいに同じ長さにそろっているのを見たとき、

「一緒だ!ほんとに教科書通りになった!」って 感動しました 今でもはっきり覚えています

やっぱり”体験・経験する”って本当に大切ですね!

それが中学校で 最初で最後の理科実験となりました……

(誰だ、台車飛ばしてガラス割ったやつ。ったく…………はっ!!すみませんつい…)

あのときの理科実験の楽しさはずっと私の心に残っていました

『そうだ、私みたいにもっと実験したい!って人はきっといるはずだ!

中学校の理科の先生になれば、私みたいに悔しい思いをする子を少しでも減らせるかもしれない!』

教師になる → 中学校の理科の教師になる 

私の進路が具体的に決まった出来事でした

そして、教師になる

思い返せば、S先生との出会い そして 理科の実験がしたい この2つが

私が教師を目指した大きなきっかけなんだなと改めて思い出すことができました

約10年間、あっという間に教師として走り続けてきました

実験をするときは、生徒の誰よりも私が楽しんでいて、いつも生徒に「先生楽しそうですね」

と言われていましたw (呆れられていたのかな?違うと信じたいw)

教師も一人の人間であり、その一人ひとりに背景があり、それが個性となって現場で輝き、

未来を担う子どもたちの成長の糧となる

教師の仕事って、魅力的なんだなと改めて感じることができました。

これから教師を目指す方や、立ちどまって少し休憩中の先生に、

少しでも届けばいいなと思いました^^

では、今日はこのへんで/

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