こんにちは、kanataです。
急に秋らしくなり、朝夕がめっきり寒くなりました。
皆さん、お風邪などひいてないですか?
私は喉がちょっぴり痛いです。
さて、10月も終わりに近づき、
学校現場では「合唱コンクール」や「運動会」
といった行事ごとに追われている先生方がほとんどだと思います。
本当にほんとーーーーうにお疲れ様です!!!
特に「合唱コンクール」は個人的に
行事の中でもハイパーエネルギーを使う行事でした。
得意な子が苦手な子をフォローする
が上手くいかない場合が多いからです。
これは運動会との大きな違いでしょう。
運動会はリレーや長距離走などのちょっとヘビーな競技でも、
運動が得意な子にとってはリーダーになったり、
ちょっとヒーロー気分を味わうことができたり、
運動が苦手な子は玉入れや学年の種目などで活躍できるからです。
しかし、合唱コンクールはそうはいきません。
40人弱の人数で1つの曲を歌いあげます。
楽譜が読めない子、声を出すのが苦手な子、音取りが苦手な子、
作曲まで趣味でしている子、ピアノを習っている子、吹奏楽部の子、、、、、
全員で合唱を作り上げるには、衝突や話し合い、
約2週間に及ぶ放課後の練習、
これらの難関をクリアしなければなりません!!!
まぁ、何と過酷な行事なのでしょう、、、
音楽が得意な先生は嬉々として指導をされている姿を
うらやましく思っていた若手の頃の私ですが、
中堅になったころには、自分の指導スタイルができていました。
それは、、、
「あたたかく見守り、ほめる。絶対に怒らない。」
これだけです。
ちなみに、「怒らない」については、
各リーダーにも徹底させました。
練習風景を見守りつつ、
ニコニコと雰囲気をつくることだけに
私は全神経を使います。
みんな、疲れたり、イライラしてくるんですよ必ず。
だから自分だけはニコニコしているよう努めました。
”音” が ”楽” しい ”音楽” であり、
”音” が ”苦” にならないように。
歌い方の指導や曲についての指導は、
「プロの音楽の先生の授業をとにかく大切にしなさい」
というだけでした。
あとは、中学校の場合、吹奏楽部の力を存分に発揮してもらうように、
彼ら彼女らのメンタルケアに努めました。
不思議と、これで結構うまくいくんですよ!
若手の先生で、合唱コンクールの指導に悩んでいる方がいたら、
試してみていただきたい。
教師は「応援団長」に徹するのです。
金賞とろうがとれなかろうが、いいんですよ。
勝ち負けなんて、誰がつけるかで簡単に変わってしまう他人の評価です。
それよりも、一生懸命練習に励んでいる生徒に寄り添って
そのプロセスを認めてあげることが一番大切だと私は思います。
賞なんておまけですよ。
たまにマウントしてくるベテランの方とかいましたが、
生徒はしんどそうだな―と思いながら観察していました。
1つの目標に向かってみんなで試行錯誤していく経験が
のちに大人になったときに活きてくるんです。
しかも、大人になって社会に出たら、
ある一定の結果を求められてしまいます。
子どもが子どもらしく、たくさん失敗して、
プロセスを認めてもらえるなんて!!
子どもの特権ですよ。
それを安心して存分に振るえて、認めてもらえる環境をつくるのが
教師の役目だと私は思います。
なので、結果至上主義の方とはなかなか話が合いませんww
行事が終わった先生方、本当にお疲れ様でした。
先生は子どもたちにとっての 一番の応援団 でしたか?
それとも 子どもたちのリーダー でしたか?
来年の行事のときには、ぜひ、リーダーになりそうなところをぐっと堪えて
「応援団」してみませんか?
子どもたちのいいところがいっぱい見れますよきっと。
とりあえず、行事が終わってパーッと
自分を労ってあげてくださいね/
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