知らないと後悔する!怒鳴る指導は必要か?

Work

こんにちは、kanataです。

本日も来てくださってありがとうございます。

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今日は、先生という仕事の中でも「生徒指導」について少し話をします。

学校現場で働いていると、さまざまな生徒指導案件が発生します。

子ども同士の喧嘩、授業でのトラブル、

部活動や下校後のことまで(←え?勤務時間外、、、)

教師は立場上「生徒指導」を行いますが、

これは教員によって多種多様なやり方があります。

それぞれの先生が誇りをもって生徒指導を行っていると、

重々承知していますが、

あえて結論を出しましょう!

<結論>

『怒鳴る指導は必要ない』

あぁ、、、、聞こえてきます。。。

「君は困難校で働いたことがないからそんな甘いことが言えるのだ!」

という先輩方のお怒りの声が聞こえます。。。

まぁそう怒らずに、、、

とりあえず聞いてくださいよ、、ね?ね?

さぁ、コーヒーでも飲んで落ち着いて?

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困難校かそうでないかで変わる?

世の中にはいろんな人がいるので、

学校によっては超困難校から比較的平和な学校まであるのも

理解しているつもりです。

私は新人教師1年目の学校で、

・・・

朝勤務したら、学年の廊下に消火器がぶちまけられていたり、

夕方に残って仕事をしていたら、校舎の端から端までの窓ガラスを割られたり、

教室から脱走した生徒を捜索するためにすべての空き時間を捧げたり(自宅に帰っていた)、

校長室に怒鳴り込んできた保護者をなだめたり、

「子ども育てたことないあんたに、何がわかんのよ(# ゚Д゚)」と暴言を吐かれたり、

(書きながら思い出して辛くなってきたので、この辺にしときますwww)

・・・

とまぁ、なかなか刺激的な教師生活のスタートを切った経験があります。

いろんな先生と共に、いろんな生徒指導を経験してきて、

あえてどちらのポジションをとるか、と言われたら、

「怒鳴らない」指導を推奨します。

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メリット以上のデメリットが多すぎる

怒鳴ることが必要な場面もあるかもしれませんが、

基本は必要ないと思います。

私は理科教師なので、

実験中に危険が発生しないよう細心の注意を払いますが、

それでも不注意でガラスを割ってしまったり、ケガをしそうな場面で、

二次被害を避けるために

「スト――――っプ!!!動かないでーーー!」

大きな声を出すことはありますが、

「こらーーー!何してんの!!!」

怒鳴ることはしません。

何が違うかわかりますか?

答えは、

教師の感情が入っているか入っていないかです。

前者は感情が入っていない「指示」

後者は感情が入っている「怒り」です。

「こらー!何してんの!!!(だからあんなに注意したのに ”怒”)」

この感情が伝わるんですね。生徒には。しっかりと

わざとその行為をしたのか、不注意でしてしまったのかを見極める力は、

教師の必須技能だと思います。

そこを研ぎ澄ますことを怠って怒りをぶつけるのは、ナンセンスです。

怒鳴ることのデメリット

子どもを黙らせることはできても、怖いからorめんどくさいから黙っているだけです
何が悪いのか伝わっていません
そして、その後の生徒との関係づくりに大きな障壁ができてしまいます
子どもがその𠮟り方になれる → さらに大きな声で怒鳴る、という悪循環に陥ります

一度関係が壊れると二度と戻りません。

𠮟り方は人それぞれかもしれませんが、

大事なことは、

一度壊れた関係は二度と元に戻らないということです。

花瓶が割れてしまうのと同じですね。

そしてそれによって困るのは怒鳴った自分であること。

これが本当にしんどいです。。。

特に中学校は学年が持ち上がることが多いので、

関係が壊れてしまうと、ずっとその子やその子の保護者と

嫌な感じで付き合わなければいけなくなることもあります。

これで苦労している先生方をたくさん見てきました。

先生だけでなく、

怒鳴る必要もないのに怒鳴ってしまうのは、

その子にとっても決して良いことではありません。

失敗を恐れ、萎縮してしまうことで、

のびのびと子どもらしく過ごせる

貴重な時間を奪ってしまいかねません。

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怒鳴りそうになったらどうする?

とはいえ、つい感情的になって怒鳴ってしまう先生もいるでしょう。

先生だって人間ですからね。完璧な人間などいません。

怒鳴ってしまいそうになったとき、

大きな声を出す前に、

本当にそれが必要なのか

自分の感情だけをぶつけてしまっていないか

ぜひ冷静に考えてみてほしいです。

アンガーマネジメントも学校現場でよく聞くようになってきました。

アンガーマネジメントの方法
方法① 怒りの感情が生まれたら6秒間やり過ごす
方法② 固定観念を捨てる
方法③ 自分でコントロールできることにのみ力を注ぐ
方法④ 思考を停止させる
方法⑤ イライラせずに済む話し方を実践する
方法⑥ 怒りの度合いをスコア表記していく
方法⑦ 相手の立場に立って物事を見る

怒りを自分の良い方向に持っていけるようになれば、

生徒と良い関係を築くことができます。

子どものために、あなたのために、冷静に、落ち着いて。

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まとめ

・怒鳴る指導は、基本的には必要ない

・怒鳴ることによるデメリットの方が多い

・一度壊れた関係は、二度と元には戻らない

・自分自身が困らないためにも、冷静になって指導するように心がける

子どもも先生も一人の人間です。

お互いがお互いを尊重し合える、そんな関係を築けるような

学校教育が広がることを願っています。

それでは、また/

最後まで読んでいただきありがとうございました/

kanata

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