第7章 第2ステージへ|教訓を活かした次のステップ
これまでの6章を振り返ると、私の教員生活は、挑戦と失敗、喜びと挫折の連続でした。
その経験を経て、ようやく次のステージに進む準備ができたように思います。
でも、ステップアップするからには、同じ轍を踏まないための戒めが必要です。
私が今、心に刻んでいることをまとめてみました。
自分のキャパを理解する
まず、何よりも大切なのは「自分の限界を知ること」です。
軽はずみに仕事を引き受けず、疲労や気持ちが60〜70%の状態で無理せず取り組む。
ただし、手を抜くのではなく、自分が納得できる範囲で全力を尽くす――そのバランスが肝心です。
エッセンシャル思考を忘れない
やるべきことと、やらなくていいことを区別する。
無理をすると自分が壊れます。
でも、手を抜けば心が納得しません。
どこまで自分が本当に向き合うか、線引きをしっかり持つこと。
自分に集中する
他人の目や評価に振り回されず、必要以上に人の言動を気にしない。
人の悪口に加わらず、流されず、自分が納得できる言動を大切にする。
尊敬できる人の行動を参考にして学びつつ、盲目的に真似はしないこと。
知識や考えをひけらかさない
賢者は沈黙する。
知識や意見をむやみにひけらかさず、必要な場で必要な言葉を発することに責任を持つ。
その静けさが、むしろ信頼を生むのだと思います。
否定しないこと
人間の数だけ正義があり、正解があります。
他人の考えを否定せず、受け入れる余裕を持つこと。
同時に、自分の言動に責任を持ち、「原因自分論」を忘れず、反省と成長に変えていく。
この戒めは、単なる理屈ではありません。
長く苦しい経験を経て、ようやく身に染みて理解できたことです。
第2ステージは、前線で無理に全力を出すステージではありません。
自分を知り、自分を守りながらも、必要なときには手を抜かず全力を尽くす――
そんな“自分なりの働き方”を実践するステージなのです。
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感謝とこれから
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
私の教員生活の失敗や葛藤、学びを赤裸々に綴ることで、少しでも同じような悩みを抱える方の共感や気づきになればと思い、書き進めてきました。
振り返ってみると、苦しかったことも多かったけれど、それ以上に学びや成長があったことを実感します。
そして、第1〜6章での経験を経て、ようやく自分なりの働き方や価値観を持って次のステージに進む準備ができました。
読んでくださった皆さまも、もし同じように悩んだり迷ったりしているなら、どうか「一人ではない」と思ってほしいです。
無理をせず、自分のペースで、自分の軸を大切に歩んでいけることを願っています。
これからも、教員として、社会人として、そしてひとりの人間として、学び続け、成長し続けていきたいと思います。
そして、どこかでこの記事が、少しでも皆さまの励ましや気づきになれば幸いです。
kanata


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